こんにちは、ワークアウトサイエンスです。
今回は、話題のパンプ系プレワークアウトサプリ【Pre-Kaged プレケージド】を1ヶ月間使用したワークアウトサイエンス(私)の体感レビューを科学的視点からのレビューと合わせて紹介します。
フィットネス界を震撼させた プレケージド のコンセプト
プレケージドの開発者らは筋肉と意識を連結させるマインドマッスルコネクションこそが筋肉を極限まで肥大させる最終秘密兵器と考えている。
しかし、マインドマッスルコネクションを実際に行使できているトレーニーはほんの一握りで、ほとんどのトレーニーは目の前に立ちはだかる壁を乗り越えられないのが現状である。
プレケージドは、我々トレーニーが潜在的に持つアドレナリン、集中力、エネルギー、前向きな戦闘意識といった能力を覚醒させ、マインドマッスルコネクションを最大限に行使できるよう手助けをしてくれる。
プレケージドによって覚醒した我々の潜在能力をトレーニングで発揮すればトレーニングパフォーマンスは向上し、過去の己に打ち勝ち、そしてさらに強く、そしてさらに大きく成長できると開発者らは語っている。
これがプレケージドの主たるコンセプトである。
プレケージド がこだわった安全性と科学的エビデンス
プレケージドがこだわり抜いた最大のポイントは、ズバリ安全性と効果の科学的裏付けである。
プレケージドの開発者らは、革新的な新成分を開発し続ける複数のメーカーとタッグを組み、トレーニングパフォーマンスを確実に向上させる効果のある成分のみを独自の配合割合でブレンドし、プレケージドを開発した。
そして、その効果、安全性、信頼性を実証するために7年もの歳月をかけ、自らでテストを繰り返えし、多額の開発費用を費やしたそうだ。
プレケージド について
ここからはプレケージドの基本情報とその効果について徹底的に見ていくことにしよう。
フレーバー
フレーバーはフルーツパンチとクリスプアップルの全2種類。
私はフルーツパンチ味を摂取しているが、フレーバーは甘すぎず普通に美味しいというのが率直な感想。
(C4の方が美味しいが・・・。良薬は口に苦しといったところか。)
使用方法
トレーニングの30~45分前に500 mlの冷水に1スクープ(32 g)を溶かして摂取しておく。
トレーニングの30分前に500 mlもの水分を一度に飲むとトレーニングを始める頃にちょうどトイレに行きたくなるので、私の場合は、500 mlの半分程度をトレーニングの30分前に摂取し、残りの半分量をトレーニング中に摂取するようにしている。
他のプレワークアウトサプリと一線を画すプレケージドの成分
プレケージドにはここには書ききれない程の成分が配合されている。そこで今回は、トレーニングのパフォーマンスの向上、パンプ感の強化、そして筋肉増大に最も貢献する主成分をピックアップして紹介する。
L-シトルリン:パンプ感を生み出す 6.5 g
L-シトルンンは体内でアルギニンに変換され、そしてアルギニンから一酸化窒素(NO)に変換される。このNOの働きにより筋肉への血流が増大し、強いパンプ感が得られるようになるのと同時に、重要な各栄養素が筋肉に効率的に運搬されるようになる。
BCAA:トレーニングの代替エネルギー 6.5 g
プレケージド1スクープ(32 g)あたり
- ロイシン4750 mg
- バリン 875 mg
- イソロイシン 875 mg
BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)は、トレーニング中にエネルギーが枯渇した場合に代替エネルギーとして使用されるため、トレーニング中の筋肉の分解を最小限に抑えることができる。
またBCAAの1成分であるロイシンは筋肉の合成を活性化させるアナボリック作用があり、プレケージドにも他成分(バリン・イソロイシン)よりも多めに配合されている。
ベータアラニン:筋力・パワーアップ 1.6 g
ベータアラニンは科学的にその効果が認められているアミノ酸の1種である。
ベータアラニンから合成されるカルシノンは、筋肉中のpHを中和させる働きがあり、結果として疲労物質が筋肉中に蓄積するのを遅らせ、トレーニングパフォーマンスの低下を防ぎ、高ボリュームトレーニングを可能にする。
ベタイン:筋力・パワーアップ 2.0 g
ベタインの詳しいメカニズムははっきりとは分かっていないが、継続して摂取することによりアナボリックホルモンを増やし、カタボリックホルモンを減らすことで、筋肉合成プロセスを加速させると言われている。また、諸研究により、ベタインの摂取により約20%の筋力およびパワーアップが認められた報告されている。
クレアチン:瞬発力アップ 1.5 g
クレアチンは継続的に摂取し、血中のクレアチン濃度を高く保つことで高強度なトレーニング時に瞬時にエネルギーを再合成することができるようになり、結果として扱うウエイト重量を飛躍的にアップさせたり、トレーニング時の持久力(スタミナ)を長く持続させることができるようになる。
➡<参考>クレアチンの効果を最大限に発揮させる摂取方法とその効果
L-チロシン:集中力アップ 1 g
L-チロシンはアミノ酸の一種で、体内でノルアドレナリンやドーパミンといった神経伝達物質に変換される。
これらの神経伝達物質が生成されることで、トレーニングに対してヤル気を出したり、集中力を高めたり、またエネルギーレベルを高める作用を持つことが研究により明らかとなっている。
さらに、L-チロシンはカフェインと一緒に摂取することでL-チロシンの効果を高める作用があるため、L-チロシンとカフェインを含むプレケージドは、トレーニングに対する集中力を相乗的に高めると期待できる。
カフェイン:集中力アップ 274 mg
カフェインは興奮作用を持ち、集中力を高めてトレーニングのパフォーマンスを向上させる効果がある。非常に安価であることと、その確かな効果により現在市販されているほぼ全てのプレワークアウトサプリに配合されている。
カフェインをプレワークアウトサプリとして使用する場合の摂取目安量は体重1 kgにつき4 mgをトレーニング30分前に摂取することになっている(体重80 kgの場合➡80×4=320 mg)。
プレケージドには、カフェインが274 mg含まれているが説明書きをよく読んでみるとプレケージドの開発段階で、275 mg以上のカフェインを被験者らに摂取させたところ、パンプ感を生み出すNO(一酸化窒素)の効果が減少したという。
➡つまり強烈なパンプ感を損なわない最大のカフェイン量が274 mgという結論に至ったという。
カフェインの過剰摂取は命に関わる危険があるため一日の摂取量を1g以内に抑えておくべきである。というより、300 mg以上は摂取しない方が良い。
つまり、プレケージドを摂取するときは他のカフェインを多く含むサプリメントの摂取は避けるべきである。
その他の成分
これらの上記成分がトレーニングのパフォーマンスを向上させる主な成分であるが、その他の成分も参考程度に記載しておく。
- ビタミンB6 25mg
- ビタミンB12 500mcg
- ココナッツウォーターパウダー 500mg
- タウリン2g
プレケージドの主観的&科学的レビュー
- パンプ感◎:L-シトルリン 6.5 g
- 代替エネルギー◎:BCAA 6.5 g
- 筋力・パワーアップ △:ベータアラニン1.6 g
- 筋力・パワーアップ ◎:ベタイン 2 g
- 瞬発力アップ△:クレアチン 1.5 g
- 集中力アップ〇:L-チロシン 1 g
- 集中力アップ◎:カフェイン 274 mg
プレケージドはプレワークアウトサプリ優等生
プレケージドは1回当たりの摂取量が32 gと非常に多いことからも分かるように、他のプレワークアウトサプリよりも多くの成分が配合されている。
また、ほとんどの成分においてそれらの効果を肌で実感できるだけの量が配合されている点において非常に優れたプレワークアウトサプリであると言える。
試す価値は大いにある
前回レビューを行ったC4については、多くの成分が配合されているにも関わらず、その効果を実感できるだけの量が配合されている成分は僅かであったことを考えるとプレケージドは(もちろんお値段においても)ワンランク上のプレワークアウトサプリであるとは間違いないだろう。
1回のあたりのコストはおおよそ200円でコストパフォーマンスはそこまで良くはないが、トレーニングに費やす時間を考えれば、より良いパフォーマンスを追求するために1回当たりに200円の自己投資も悪くないかなというのが私の率直な意見である。私はアイハーブでプレケージドを2ボックス購入したが、恐らく継続する予定である。
高強度なトレーニングを長時間行う場合は、プレケージドに加えて、カーボドリンクをトレーニング中に摂取するようにしよう。
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