テストステロンを爆発的に増やす効果が臨床的に認められた食品“卵”を日常的に摂取して筋肥大のポテンシャルを最大限に引き出そう!
こんにちは。ワークアウトサイエンスです。
前回の記事でテストステロンを日常的に増やすための具体的方法を6つ紹介した。
まだご覧になっていない方は以下のリンクからどうぞ。
この記事の中でも1日に3つ程度の卵(全卵)を摂取することでテストステロンを大幅に増やすことができることを紹介したが、今回はさらに詳しく卵とテストステロンの関係について深く掘り下げてみよう。
コンテンツ
テストステロンとは
テストステロンとは、筋肉増大(タンパク同化)作用を持つアナボリックホルモンであり、筋肉や骨格の発達や性機能の維持に欠かせない男性ホルモンの一種である。
テストステロンと筋トレの関係
テストステロンには筋肉増大作用と筋肉の分解抑制作用があることが臨床的に分かっている。
つまり、トレーニーが効果的に筋肉量を増大させていくにはテストステロン値を高く維持することが重要となるのである。
テストステロンが持つ他の効果
テストステロンは筋肥大への効果だけでなく、我々の健康面や精神面にも大きく影響を及ぼすことが分かっている。
例えば、テストステロン値が高いと物事に対して意欲的に取り組めるようになったり、自分自身に対して自信が湧きやすくなるという効果もある。
また、テストステロン値を引き上げることで、髭をはじめとする体毛が濃くなり男らしさが形成されるといった効果もある。
その他にも、
- うつ病の予防
- 肥満予防
- 前向きな性格を形成
- 病気やガンの予防
などといった、我々の日々の生活をより健康的にする効果が期待できるのである。
そして、テストステロンが持つこれら全ての効果を手に入れる手助けをしてくれる食品がずばり、卵(全卵)なのである。
それも白身だけでなく、黄身も含んだ全卵である。
卵は良質なタンパク質源
卵は、必須アミノ酸(体内で合成不可)と非必須アミノ酸(体内で合成可)の両方をバランス良く含んでおり、良質なタンパク質源である(アミノ酸スコア100)。
また、これらのアミノ酸をすべて摂取するには白身と黄身の両方を摂取する必要があるので、卵を摂取する際は全卵を摂取するようにしよう。
卵はテストステロンを爆発的に増やすスーパーフード
実は、テストステロンを爆発的に増やす作用を持つ正体は、ズバリ黄身に含まれるコレステロールである。
つまり、黄身を摂取しないことにはテストステロンを増やす効果は期待できない。
というのもテストステロンの原料はコレステロールであり、コレステロールの摂取が不足するとテストステロンの生合成が鈍化してしまうのである[1]。
また、我々の体を構成する全細胞を正常に機能させるのにもコレステロールが必要となることからも、筋肥大という観点だけではなく、健康な生活を続けるにはコレステロールの摂取が必要不可欠なのである。
また、卵を摂取し過ぎるとコレステロールの過剰摂取になるという意見もあるが、近年の栄養学的を基にするとその心配はほぼないといって良い[1]。
余談
卵を摂取して値が上昇するのは善玉コレステロールの値である。
善玉コレステロールは、血液中の過剰なコレステロールを肝臓に運ぶ役割を担っており、血液中のコレステロールが増え過ぎるのを防ぐ役割がある[2] 。
この善玉コレステロール値が低下すると、細胞にコレステロールが過剰に運ばれてしまい、動脈硬化などの病気を促進する。
話を本線に戻そう。
これまでのところで、卵を全卵で摂取することで必須アミノ酸と非必須アミノ酸をバランス良く摂取し、さらにテストステロンの原料となるコレステロールを効果的に供給できることが分かった。
次は、卵の効果的な摂取方法について見てみよう。
卵の効果的な摂取方法
冒頭で紹介したテストステロン値を高く保つことで得られる筋肥大の効果を得るためには、1日につき2~3個の卵を摂取すると良い。
また、テストステロンは主として就寝中に生合成されるため、テストステロンの生合成を効率的に促進したい場合は夕食時、あるいは夜食時に卵を摂取するようにすると良い。
テストステロンを爆発的に増やす 卵についてのまとめ
今回はテストステロンを爆発的に増やすスーパーフード”卵”にフォーカスしてみた。
筋肉量の増大を効果的に狙うには、筋トレで一時的にテストステロン値を上昇させるだけでは不十分(前回記事より)であり、食事からもテストステロンを増やすアプローチをとることが何よりも重要である。
卵を日常的に摂取する習慣を取り入れてみてはいかがだろうか。
参考文献